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「学校づくり」に生成AI / 建築通信新聞
2024/12/4
19:22
2024/12/4
19:28
安井建築設計事務所との取り組みを取材いただきました。
宮下巧大氏との共同プロジェクトです。
クローズアップ・「学校づくり」に生成AI/安井建築設計事務所 | 建設通信新聞Digital
【奈良県田原本町の統合校でワークショップ/アイデア実現で愛着や誇り育む】 安井建築設計事務所は、設計業務の一環で実施するワークショップ(WS)の中で、AI(人工知能)技術の活用に取り組み始めた。子どもたちから寄せられたさまざまな言葉を基に生成AI技術を使ってバーチャル空間にオリジナルの家具を製作、披露するユニークな取り組みだ。奈良県田原本町から受託した「(仮称)田原本町小学校3校統合施設設計施工監理業務」の一環で、統合対象校(東小・北小・田原本小)の児童全員を対象に実施している。 11月29日にあった田原本小でのWSでは、5種類の家具(DEN=隠れ家、テーブル、ソファベンチ、本棚、照明)の中から自分たちが作ってみたい家具と、「思い出に残っていること」についてグループごとにアンケートし、アンケート内容を、その場でパソコンに入力すると「遺跡」「お祭り」といった児童らの回答をモチーフに、家具のイメージをAIが作成する。子どもならではのユニークなアイデアが詰まった家具の中から八つの作品に絞り、最後に児童らの投票で「最優秀作品」を決定した。 企画運営に当たった安井建築設計事務所の鎌田蒼氏は「子どもたちの『こんな学校あったらいいな』を実現することで、新しい学校づくりを通して愛着や誇りを育めるWSを目指した」と意図を説明する。その上で「子どもたちが唱えた言葉からバーチャル上で形づくった家具は、今後の設計段階で実現化を目指したい」と話す。 WSに活用したAIシステムの運用は、画像生成AIに詳しい建築家の宮下巧大氏と、布井翔一郎氏(NOI STUDIO)が協力した。企画段階から両氏と協働し、「建築を使う人たちの想像力を刺激し、地域の人たちが自ら形を創造できるようデザインの民主化を行う」(鎌田氏)ことを目指した。 宮下氏は「これだけ大勢の子どもたちを集めたWSは私自身も初めて。非常に新しい取り組みだ」と評価する。布井氏も「想像以上に幅広いアイデアが集まった。小学生たちの思いをうまく引き出すことができれば」と語った。 同校以外では、北小が11月26日に開催済み。東小も10日にWSを予定している。統合小は、29年4月の開校を予定している。
https://www.kensetsunews.com/archives/1024419